放射線被ばくによる白血球減少の治療

白血球は健康な人でその数4500μl〜9000μl。
カラダの中に侵入したバイ菌からカラダを守るのが役目です。
白血球の寿命は2日〜3日。(赤血球は120日/血小板は5日〜7日)

だから血液の元となる造血細胞が破壊されると、
寿命の短い白血球は真っ先に減ってしまいます。

抗がん剤を点滴すると14日目ぐらいから血球が減少します。
そして、血球数が減ってきたそのタイミングで、
白血球の作成を促すG-CSFという薬を皮下注射します。
すると白血球がぐぐっと増えます↑↑↑

放射線被ばくして白血球が減少したなら、
このお薬を注射すれば良いんじゃない?
素朴にそう思っていたので、先生に聞いてみたのですが、
放射線被ばくで白血球数が下がった場合は、
骨髄の中の造血細胞が破壊されてしまってて、
既にG-CSFを注射するぐらいで血球数が増えるようなダメージを超えてるから、
骨髄移植しないとダメなんですよと教えてくれました。

放射線被ばくによる白血球減少・リンパ球減少の治療は骨髄移植。
骨髄移植経験がある患者さんに聞いたら、
移植は最低3ケ月ぐらいの間しんどいそうです。

移植はドナー探しが大変だから、自家移植できたら良いのですが。。

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