カルメンの記憶

これが最後になるかもしれないと本人が思ってるらしいし、
私も「未来が終わるような何かは、いつ起こるかわからない」と思ってるから、
いつも「これが最後になるかもしれない」と思いながら観に行く。
今日はカルメン。熊川哲也。

でも実は私、熊川バレエより、
Ｋバレエカンパニーの舞台美術が好きなのかもしれない。
「舞台美術展」とかあったらいいのに。

ところで、
今日は第１幕が終わったタイミングで、ふと会場がざわつき始めてね。
なに？誰？熊川来た？近くに熊川！？と思って見回したら、
５mと離れてない席に天皇陛下夫妻が、
ニコニコと笑顔で手を振っていらっしゃる。(驚)

みんな少しずつお２人に気づいて、
いつの間にか拍手が始まり拍手が大きくなり、
陛下と美智子様は手をずっと振ってくれ続け。

第２幕もちゃんと観たし楽しんだけど、
終わった後は舞台の素晴らしさに何度も何度もカーテンコールが続いたし、
会場中スタンドオベーションだったけど、

陛下と美智子様も席を立っていつまでもいつまでも舞台に向かって拍手を贈っていて。
私は拍手をしながら、舞台じゃなくてお２人の姿を見るばかり。
帰り道に口から出るのは陛下と皇后の話しばかり。

人生で初めて生で見た天皇陛下と皇后は、不思議ととても御利益を感じて。
何か良いことがありそうな。何か良いことありますように☆