長年の素朴な謎が

建物を建てた場合、
個人向けの「賃貸住宅」にするより、
法人向けの「テナント貸し」にした方が「賃料が高い」っていうのは、
今まで生きてきた色々な経験の中でいつの間にか知ってたんだけど、
なんで法人貸しの賃料相場が高いのかは、ずっと素朴な謎だった。

会社は儲けがあるはずだから、その分多く払えるだろ。ってこと?とか、
じゃぁテナントが入り易い場所ならテナント貸しにした方が断然儲かるの?
って思ってたんだけど。

テナント貸しにはデメリットがあるから賃料が高いそうで。

飲食店にしろ会社の事務所にしろ、法人に貸した場合は、
お客さんだったり取引先だったり、
不特定多数の人がその建物にたくさん出入りする事に。
つまりセキュリティーが低くなる。
ってことはトラブルに巻き込まれる可能性が高くなる。(>_<)!

更に法人の借り主さんは、仕入れや外注への支払いを優先させて、
家賃の支払いを二の次にする事がよくあるそうで、
「賃料の支払いが遅れる事が多い」だけならまだしも、
「最終的に家賃未払いのまま倒産」する事も少なくないんですって。

テナントへ貸すと、
トラブルに巻き込まれる可能性が高いし、家賃の回収も比較的不安定。
そのリスクがあるから賃料は高めに設定するのが普通らしい。

長年の、素朴な謎が解けました。